こんにちは。HIROです。今回は、「和太鼓のバチ選び」について解説していきます。
みなさんは、和太鼓のバチをどのように選んでいますか?
今回の記事では、初心者の方が選ぶ最初のバチについて解説していきます。
和太鼓用のバチの役割
和太鼓のバチにはどんな役割があるか考えたことはありますか?
えっ!?和太鼓のバチの役割・・・?
和太鼓を打つ為じゃないの?
正解です! 和太鼓のバチは太鼓を打つ為にあります。
太鼓を打つのは自分自身ですから、
自分が太鼓を打つ為のバチを選ぶことになります。
和太鼓のバチの役割は太鼓を打つことはもちろんですが、
太鼓の胴やフチを打ったり、バチ同士を打ち鳴らしたりすることもあります。
また、和太鼓は耳から入る音楽と打っている姿を楽しむパフォーマンスの要素があります。
つまり、和太鼓をバチで打っている姿がパフォーマンスの一部となるのです。
その為、パフォーマンスの為にその太鼓にはあまり適さないバチで打つこともあります。
当たり前のようなことではありますが、この前提を踏まえながらバチを選ぶことがとても大切なのです。
バチは自分で選ぶ
みなさんは、和太鼓のバチを自分自身で選んだことはありますか?
ある程度経験している方であれば自分自身で購入したこともあると思いますが、
和太鼓を始めたばかりの初心者の方や、チームや教室で習っている方の中には、
自分で購入したことが無い方もいるのでは無いでしょうか?
上記のような方が決して悪いとは思いませんが、そのバチを使っている時に
「重たくて使いづらい」
「太くて持ちづらい」
というようなことがあるのでは無いでしょうか?
バチを持つ方は千差万別です。手が大きさや腕の長さなどが違いますから、
同じサイズのバチでも人によって良し悪しが出てきてしまいます。
特に初心者の方は和太鼓のことがわからないので任せてしまいがちですが、
どのスポーツや音楽でも「はじまりが大切」ですので、自分にあったバチを選ぶことで
その後の太鼓への関り方や楽しみ方が大きく変わってしまいます。
次項からの選び方を参考にご自身で正しくバチを選んでみてください。
バチの選び方①〜バチで打つ太鼓を知る〜
さて、肝心の選び方です。
和太鼓をこれから始めようと思った方がバチを選ぶ場合に、
どのような太鼓のバチなのか?
こちらを最初に押さえておきましょう。
どのような太鼓のバチってどういうこと?
太鼓といっても、大きさ・種類は様々です。
長胴太鼓なのか締太鼓なのか・・・
長胴太鼓でも、1.6尺なの3.0尺なのか・・・
など、様々ある太鼓のどれを打つバチなのか。
つまり、太鼓の種類と大きさで選ぶバチが変わってきてしまいます。
その為まずは、打つ太鼓を知ることから始めてみましょう!
- 太鼓の種類を調べよう
- 太鼓の大きさを調べよう
バチの選び方②〜自分の体格にあったバチを選ぶ〜
使う太鼓の種類と大きさがわかったら、
次は自分自身の体格に合ったバチを選んでみましょう。
自分の体格で知っておいて欲しいのは以下の通りです。
- 背の高さ
- 手の大きさ(手のひらの大きさ・指の長さ)
- 腕の長さ
以上を押さえた上で、実際のバチを選んでみましょう。
現在は、多くの商品がネット販売をされている時代です。
和太鼓のバチもネット販売されていますが、
なるべく実際のバチを握りながら選ぶことをおすすめします。
理由としては以下の通りです。
- 同じサイズのバチでも重さが違ってくること
- 同じサイズの違う素材のバチを試すことが出来ること
- 実際に振った時の感触が分かること
実際に店舗へ来てみたけど、自分の体格には合ったバチをどう探せば良いの?
バチを選ぶ時は、「素材」・「太さ」・「長さ」の3つをそれぞれ選ぶことになります。
まずは、自分の体格に合ったバチを探すので、「太さ」・「長さ」を選んでみましょう。
バチの選び方③〜バチの太さ〜
バチの太さは細いもので直径2cm程度、太いものだと4cm以上あるものがあります。
自分に合ったバチの太さを選ぶ基準は
自分の手で輪っかを作った太さよりも細いものを選んでください。
太いものを選ぶと、バチを振った時にバチが抜けやすくなってしまったり、
体の力をバチ先に伝える事ができなくなってしまいます。
おすすめは2.5cm〜3㎝くらいの太さのバチですと
程よい太さで握りやすく、扱いやすいです。
太さを選んだら、続いては長さです。
バチの選び方④〜バチの長さ〜
バチの長さは、短いもので30㎝に満たないものから、長いものでも50㎝以上と様々な長さがあります。
その中から自分自身にあった長さを選ぶ基準としては、
まずは自分の肘から指先までの長さを選んでみてください。
そのバチを実際に握って振ってみましょう。
(バチを振る時は、周りに人がいないか確認しましょう。)
実際に振ってみると、いろんなことを感じる事ができると思います。
振った時のバチの重さ、素材による肌触り、振りやすさなど・・・
バチを試すときは、必ず両手で試すようにしましょう。
理由としては、特に初心者の方ですと両手が同じように上手く動かす事ができない為です。
バチの選び方③〜バチの素材を選ぶ〜
太さ・長さを選ぶ事ができたら、最後に素材です。
同じ長さでも、素材によって重さが変わってくるので、
まずは、体格にあったバチと同じサイズの違う素材のものを試してみましょう。
素材によって重さが変わってきますが、
初心者の方におすすめなのは、少し重たいと感じるもの
素材で言うと「メープル(楓)」や「ブナ」などがおすすめです。
バチの素材は色々あるのに、どうして「メープル」や「ブナ」が良いの?
初心者が最初に選ぶバチは、和太鼓の基本を学ぶバチとして
長期間使用するバチとなる事が多いです。
その為、和太鼓の基本・基礎を身につけるのを手助けできるバチとして役割が求められます。
初心者の方は、和太鼓を打つと言う一連の流れを身につける際、
力任せに打ってしまったり、手首や指先を上手く使えずに打ってしまいがちです。
そういった方には力を抜いて柔らかく打つ事が必要となるので、
バチの重さに頼りながら打つ事が大切になってきます。
そういった点から「メープル(楓)」や「ブナ」の素材のバチが最適です。
バチの選び方④〜バチ選びに正解はない〜
これまでの、バチの選び方で自分の体格にあったバチを選ぶ事ができました。
記事で紹介した方法は、あくまでも初心者の方が初めてのバチを選ぶ際の基準
として紹介してきました。
和太鼓のバチは、様々な素材やサイズがあり、太鼓の大きさ・演奏する曲等によって
使用するバチを変えていく事が必要になってきます。
例えば、大きな音で力強い演奏が必要な場合は太くて長いバチ、
細やかで柔らかく繊細な演奏の場合は軽くて細いバチなどです。
このように、和太鼓のバチ選びには一律の正解はありません。
和太鼓を経験していく事に、自分自身で考えながらバチを選んでいくことが
大切になってきます。
次回の記事は、バチの素材について解説していきます。
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