大学太鼓フェスティバルを解説!出演団体の紹介も!

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こんにちは。HIROです。今回は、大学太鼓フェスティバルについて解説していきます。

みなさんは、大学生の和太鼓を見た事がありますか?

高校生の和太鼓団体は見た事がある方も多いかと思いますが、

実は大学生の和太鼓団体も多く活動しています。

今回は、2022年で第7回目となる大学太鼓フェスティバルに行って見ました!

もしかしたら自分の大学にも和太鼓団体があるかも!?そんなことを考えながら最後まで見てくださいね。

大学太鼓フェスティバルとは?

大学太鼓フェスティバルとは、大学生の和太鼓団体が集まり演奏するイベントです。

日本太鼓財団が主催となって、大学生の和太鼓活動支援として行っています。

日本太鼓財団といえば、毎年行っている「ジュニアコンクール」が有名ですが、

大学太鼓フェスティバルはコンテスト形式ではなく、大学生の団体の共演が見どころとなっています。

初開催は2016年に行われ、2022年で7回目となります。

まだ歴史としては、浅いですが大学生の和太鼓活動を盛り上げるイベントは他にはないので、

このイベントを機に多くの大学生に和太鼓が広がるいいですね。

第7回の出演団体を紹介・レビュー

1、立命館大学「和太鼓ドン」(京都府)

立命館大学を中心に関西の学生で構成された団体です。

踊りやお囃子といった日本各地の伝統芸能を舞台用にアレンジして演奏しています。

今回は、「鬼」「3BU」という、オリジナル曲を演奏していました。

トップバッターの重圧をもろともせず、団体の仲の良さや楽しさが伝わってくる演奏でした。

2、日本体育大学伝統芸能和太鼓同好会「和桜あいさ」(東京都)

和太鼓を軸に、よさこいや日本舞踊なども行っている団体です。

日体大らしい元気溢れる演奏活動をしています。

今回は、団体目でもある「和桜」を演奏しました。

衣装の種類もパートによって変えていたり、よさこいで使われる大きな旗を振っていて

ステージの広さを活かした演奏でした。

3、流通科学大学和太鼓部 (兵庫県)

年に1度、定期演奏会「流風和奏」に向けて日々活動されている団体です。

プロ和太鼓奏者の木村優一さんに指導いただきながら、

礼儀・礼節を大切にしながら元気と笑顔をお届けする演奏を心がけています。

今回は「流星」という楽曲を演奏しました。

人数が少ないながらも、基本の打ち方がしっかりとした力強さを感じる演奏でした。

和太鼓部 - 流通科学大学
目標は定期演奏会の成功、地域イベントの参加です! 学内外を問わず演奏の機会をいただくことがあるので、礼儀が身に

3、横浜国立大学「みんけん」(神奈川県)

週3回の活動で日本民謡の和太鼓や踊りだけではなく、合唱やギターでの弾き語りなど

様々な内容で活動されている団体です。

今回は、「石狩太鼓」をという曲を演奏しました。

北海道の上川町伝わる伝統曲で石狩川の怒涛の流れを表現している曲で、

バチを回したり、太鼓を使い分けながら踊るように演奏されていました。

みんけん
このホームページは横浜国立大学の音楽サークル、民謡研究会合唱団(通称:みんけん)の公式ホームページです。

5、東京理科大学和太鼓サークル「いつき」(千葉県)

千葉県野田市で大学地域周辺を中心に活動されている団体です。

メンバーの9割は初心者から始めるとのことですが、定期演奏会なども積極的に開催しています。

今回は「つどい」という曲を演奏しました。

この曲は、先輩が引退の際に作曲されたもので、和太鼓を通した仲間が再びつどい、

演奏したいという意味が込められているようです。

左右に衣装の違う方が配置されていて、掛け合いのような形で演奏されているのが印象的でした。

6、和太鼓サークル樂華がくか (東京都)

『音楽で笑顔の華を咲かせよう』をモットーに、2016年にインカレのサークルとして発足した団体です。

大学の学園祭での演奏を中心に活動されています。

今回は、「天地」「春風」の2曲を演奏しました。

「春風」はプロ和太鼓集団の「鼓童」さんが提供楽曲として作曲したものになります。

しっかりとした打ち込む曲の「天地」と篠笛の音色が特徴の「春風」の対比が良かったです。

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10/23、引退式を開いていただきました! とても素敵なプレゼントを用意してもらい、大尊敬する先輩方もかけつけていただいて… 3年生一同は驚きと感激の連続でした!本当にありがとうございました。次期幹部となる2年生が樂華をさらに大きく、あたたかく、素敵なサークルにしてくれることを期待しています! 次回の記事からHPの更新...

7、中央大学和太鼓サークル「鼓央」(東京都)

2004年に発足した、中央大学のサークルです。

演奏している曲目は、かつて愛知県で演奏されていた「三州園太鼓」をベースに構成されています。

今回は、「鼓魂太鼓」という曲を演奏しました。

太鼓を2つ並べてそれらを使い分けながら、個々人のソロで華麗なバチ捌きが魅力的な演奏でした。

鼓央
中央大学 和太鼓サークル「鼓央」の公式HPです。

8、洗足学園音楽大学和太鼓部「鼓弾」(神奈川県)

洗足学園音楽大学の打楽器コースを始めとする様々なコースの学生で活動しています。

講師には、プロ和太鼓奏者の「林英哲」さんを迎えで年に数回講座を開講していただいています。

今回は「道をゆく人」という曲を演奏しました。

太鼓を打ちながら、歌を歌うパフォーマンスをされていて、ただ歌うだけではなく、

ハモリの合唱になっていたので、音楽大学らしさが出ていた演奏でした。

9、田中孝記念立教大学コミュニティ福祉学部プロジェクト絆の会 (埼玉県)

「立教大学コミュニティ福祉学部『田中孝奨学金(震災)及び(児童養護)』の寄付者である

田中孝様からの支援で2016年に設立しました。

指導者には、埼玉県和光市を拠点に活動されている「和光太鼓」さんが指導にあたっています。

今回は、「音魂」という曲を演奏しました。

日本人に馴染みのあるの祭太鼓のスタイルで躍動感のある演奏でした。

https://mobile.twitter.com/rikkyo_kizuna

10、大同大学和太鼓同好会「咲楽」(愛知県)

2021年7月に結成したばかりのサークルです。

名古屋市南区を中心に、地域の活性化を目標に活動されています。

今回は、「夏彩」という曲を演奏しました。

この曲は、設立当初の風景や部員の心情をイメージして作曲された曲です。

設立当社の初々しさや、和太鼓の演奏で引っ張っていく先輩の姿が印象的でした。

https://mobile.twitter.com/daidowadaiko

11、東京学芸大学和太鼓サークル「結」(東京都)

東京学芸大学で活動している和太鼓サークルです。

日本各地に伝わる伝統曲を演奏し、その曲の地元に赴いて指導を受けたりと、

伝統曲の継承も行っている団体です。

今回は、「水口囃子」という曲を演奏しました。

この曲は、滋賀県甲賀市の水口曳山祭というお祭りで演奏されている曲です。

お囃子ということもあり、団体で顔を見合わせながら、呼吸やリズムを合わせていく。

そんな演奏がとても良かったです。

https://mobile.twitter.com/yui_wadaiko

12、立命館アジア太平洋大学 和太鼓「楽」(大分県)

立命館アジア太平洋大学(APU)の国際生、国内生が共に活動するサークルです。

海外での演奏も行ったこともある団体で、今回出演の団体の中では一番遠い九州からの参加となっています。

今回は、「風」という曲を演奏しました。

コロナの影響で活動できなかった悔しさ、やっと活動が再開できたことの喜び、

明るい未来へ向かって吹く風を表現した曲で、力強さと、高い技術力を活かした演奏でした。

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団体の間の演奏

団体と団体が入れ替わる際には、合間のつなぎの演奏を行っていました。

今回は、「大学太鼓連盟」の運営の方や、「音間大誠」さん、

佐野健士龍」さん、「見目萌」さんらプロ和太鼓奏者が、参加されていました。

中でも、「音間大誠」さんは、過去の大学太鼓フェスティバルの実行委委員長を務められており、

大学を卒業してプロの世界で活躍されていて、様々な場所で演奏活動をされています。

大学太鼓連盟の演奏

全ての団体の演奏の後に、「大学太鼓連盟」のメンバーが合同演奏をしました。

今回出演の団体や、大学太鼓連盟の運営として携わっている方も含めての演奏でした。

今回は、2曲演奏されていてプログラム等には曲目の記載はありませんでしたが、

プロ和太鼓集団「鼓童」さんの「族」と「SHAKE」の2曲かと思われます。

運営メンバーということで高い演奏技術で息の合った演奏をされていました。

まとめ・全体の感想

大学太鼓フェスティバルは今回で7回目ということで、まだまだ歴史は浅く、これから歩んでいく

イベントですが、私も以前にも見させていただいた事もあり、今回のブログ記事を書くに至りました。

大学生の和太鼓団体は、高校生の和太鼓団体とは違った雰囲気が出ているのが特徴で、

その大学の雰囲気が演奏にも表れていると感じました。

また、新型コロナウイルスの影響で、リモートの授業になっていた大学も多くあり、

和太鼓の活動が出来なかったという団体も少なくありませんでした。

しかし、その影響を感じさせないように、各団体が、演奏に工夫を凝らしていたと感じました。

以前見た時とは、違う大学もあり、もっと多くの大学生が和太鼓の魅力に触れていってほしいと改めて感じました。

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