みなさんは、平太鼓や大太鼓についてどれくらい知っていますか?
何となくはわかるけど、あんまり使わないしなぁ・・・
なんて思っている方も多いのではないでしょうか?
今回は平太鼓と大太鼓について解説していきます。
平太鼓と大太鼓とは?
平太鼓も大太鼓も作りは基本的には長胴太鼓と同じです。「胴」や「革」などで作られています。
素材も基本的には同じですので、詳しく知りたい方は「長胴太鼓について解説①」を
参考にしてください。
長胴太鼓とはどう違うの?
では、なぜ「平太鼓」や「大太鼓」と呼ばれるのか?
「長胴太鼓」・「平太鼓」・「大太鼓」の違いをまとめてみました。
平太鼓 | 長胴太鼓 | 大太鼓 | |
---|---|---|---|
面の大きさ | 1尺以上 | 1尺以上 | 3尺以上 |
胴の長さ | 面よりも短い | 面よりも長い | 面よりも長い |
表からもわかるように、「平太鼓」と「長胴太鼓」の違いは、「胴の長さ」にあります。
面よりも胴が長い太鼓は「長胴太鼓」
面よりも胴が短い太鼓は「平太鼓」
このように覚えておくと、分かりやすいですね。
「大太鼓」は一般的に長胴太鼓の大きさが3.0尺以上の太鼓のことをさします。
大きい太鼓は「大太鼓」
こんな認識を持っておくといいですね。
平太鼓・大太鼓が使われる場面
平太鼓や大太鼓は特殊な太鼓になるので、使われる場面も特殊な場合が多いです。
では、一体どのような場面で使われるのでしょうか?
平太鼓は、小さいサイズのものですと幼稚園や保育園などの教育機関で使われることが多いです。
理由としては、長胴太鼓よりも扱いやすく値段も安価の為、子ども達1人1人に対して用意する。
といった場面が多いようです。
大太鼓や平太鼓でも大きいサイズになると、神社やお寺などの神事に使用される場面があります。
大きな太鼓はそれだけ遠くに音を響かせ、低い音を奏でるので、趣きがありますね。
この太鼓も大太鼓?
大太鼓は、3.0尺以上の太鼓のことを指しますが、大太鼓にも様々あります。
こちらの動画では中央の大太鼓の他に、大きな「桶太鼓」を打つ姿があると思います。
この桶太鼓は「大桶太鼓」や「大平桶太鼓」とも呼ばれる太鼓です。
この太鼓は見た目の通り、「桶太鼓」の1つになりますが、大太鼓の仲間でもあります。
こちらの動画で使われているのは、「大平太鼓」と言います。
面の大きさよりも胴の長さが短いので「平太鼓」の仲間に当たります。
こちらも3.0尺以上の太鼓になるので「大太鼓」の仲間です。
大太鼓はその大きさもあり、太鼓打ちの憧れがある太鼓になります。
近年では、大平太鼓や大桶太鼓を「大太鼓」として使う方が多くなったので、
演奏の幅が広がっています。
みなさんも、大太鼓に触れる機会があればぜひ、打って体感してみてくださいね。
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