こんにちは!HIROです。今回は、先日行われた「第33回 松本城太鼓まつり」の解説を中心に、イベントの魅力をご紹介します!
太鼓打ち憧れの舞台の1つですので、ぜひ!チェックしてみてください。
松本城太鼓まつりとは?
2021年で33回目を迎える松本城太鼓まつりです。
長野県松本市にあります。「国宝松本城」を舞台に、全国から集まった和太鼓団体による演奏が行われるイベントです。
例年、7月末の休日2日間に渡って開催され、松本場内のメインステージ・松本駅前・街中の3つのステージでそれぞれ和太鼓演奏が行われています。
※2021年は新型コロナウイルスの影響により、メインステージのみでの開催となりました。

メインステージは夕方から夜にかけて開催され、長野県内また松本市内の和太鼓団体や全国から
参加する和太鼓団体、プロ和太鼓団体による演奏が魅力の1つとなっています。
第33国宝松本城太鼓まつりのレビュー
今回の松本城太鼓祭りは、例年とは違い松本城内の庭園ではなく、その前にある松本城公園内で行われました。
新型コロナウイルス対策ということで席数も制限がかかった状態での開催でした。
2021年7月31日・8月1日の2日間で行われ、それぞれに和太鼓団体が出演し、和太鼓の演奏を行いました。
今回の演奏は国宝松本城太鼓まつり公式FacebookでのLIVE配信が行われ、
実際に見にいった1日目と配信でみた2日目となりました。

それぞれに出演の団体のご紹介です。
7月31日に出演の団体・レビュー
1.群馬県立安中総合学園高等学校和太鼓部「飛翔」
群馬県にある、安中総合学園高等学校の和太鼓部です。
普段は、JR東日本の後援を受け群馬県を走るSLの運行に合わせてのおもてなし演奏を行っています。
また、群馬県代表としての全国大会への出場経験もある実力があるチームです。
今回は2曲披露し、力強さ溢れる演奏が魅力的でした。

2.さんとこ
松本市を拠点に親子太鼓として活動を始めた団体です。
和太鼓鳴桜の開いた教室がきっかけで誕生し、2021年で17年の活動をしています。
今回は2曲披露し、1曲目はメンバーが作曲した曲でした。
3.小佐治すいりょう太鼓
滋賀県甲賀市甲賀町にある小佐治を拠点にしている団体です。1997年に設立した団体です。
歌って踊れる楽しい太鼓をモットーに活動しています。
今回披露された曲は、大阪のプロ和太鼓チーム、倭太鼓飛龍さん作曲の曲を披露しました。
4.和太鼓 響
松本市内で親子で活動している団体です。みんなで同じ舞台で同じ曲を演奏する事を目標に活動しています。
和太鼓鳴桜が開催した子ども講座がきっかけで誕生した団体です。
2曲披露し、当日来られなかったメンバーに想いが届く演奏を披露していました。
5.和太鼓 天樹
平成17年(2005年)、福岡県大川市で結成された団体です。
メンバーの中には、各地方の大太鼓コンテストで入賞を果たしたり、林田ひろゆき&ZI-PANGで活躍された方もいます。
今回は3曲披露し、明るくノリの良い曲が印象的でした。
6.中山太鼓連
信州松本中山で活動している団体です。1987年に発足し、2021年で35年目を迎えます。
イベント初日の開幕太鼓を務めたメンバーが所属しています。
今回は2曲披露し、息のあった演奏でした。

7.創作和太鼓集団 打鼓音
2006年に神奈川県横浜市を拠点に設立。星嗟高等学校和太鼓部「響」から発展し、これまでに多くの演奏活動やコンテストでの実績がある団体です。
また、近年ではNPO法人として伝統文化の継承を行なっている一面もあります。
今回は2曲披露し、その実績に合う実力のある演奏でした。
8.浅間温泉火焔太鼓保存会
昭和38年(1963年)、松本市初の太鼓団体として発足。松本城太鼓まつりの第1回から出演し続けており、イベントに欠かせない団体となっています。
8月1日の開幕太鼓を披露したメンバーも所属されています。
今回は3曲披露し、歴史も実力もある団体の演奏が素晴らしかったです。
8月31日に出演した団体・レビュー
1.武蔵越生高等学校和太鼓部「青龍」
埼玉県越生町にある武蔵越生高等学校の和太鼓部です。2021で創部34年目となり、
全国総合文化祭にも出場の経験があるなど、埼玉県の和太鼓部の中でも実力校として有名です。
今回は3曲披露し、高校生らしい若さあふれる演奏でした。笛の演奏もよかったですね。
2.本郷若獅子太鼓
松本市初の子ども太鼓として設立。2021年で35年目の活動を迎えます。
6歳〜14歳の子ども達で構成された団体です。
今回は2曲披露し、子ども達の元気あふれる演奏が素晴らしかったです。
3.和太鼓 鳴桜
2020年で設立20周年を迎えました。
地域情報誌のメンバー募集からスタートした団体です。
今回は2曲演奏し、様々な種類の打ち方で演奏を披露しました。
4.上州あずま太鼓会
1990年に地域の活性化を目的に群馬県にて発足されました。
斜め打ちを中心に曲が構成されている団体です。
今回は、2曲披露し斜め打ちの良さを生かした演奏でした。

5.国宝松本城古城太鼓
松本城の太鼓門の復元を機に発足されたチームです。1996年に発足し2021年に25周年となりました。
松本城のイベントを中心に活動されています。
今回は3曲披露し、プロ和太鼓奏者 佐藤健作さんの作曲の曲を演奏していましたね。

6.八丈太鼓はなみずき
東京都の八丈島に伝わる「八丈太鼓(八丈島太鼓)」を演奏している団体です。
東京都港区を拠点に、2000年より活動を開始しています。
八丈太鼓の魅力でもある奏者の個性と楽譜のない自由な演奏が魅力でした。

7.和太鼓 サスケ
2003年に石川県白山市を拠点に青少年育成を目的に結成されたチームです。
コンテストもさることながら、様々な場所で演奏をしている実力派の団体です。
今回は3曲披露し、息のあった演奏が魅力的な演奏でした。

今回のプロゲストは?
2日間ともにイベントのトリをプロゲストが飾ります。
第33回 国宝松本城太鼓まつりでは、和楽総合芸術集団「山田純平×熱響打楽」のみなさんが演奏しました。
和楽総合芸術集団「山田純平×熱響打楽」

2016年に愛知県西尾市に拠点に旗揚げ。「和楽総合芸術」をテーマとして、
本格派和太鼓を軸に各種和楽器や舞踊・演劇の要素を取り入れた舞台を展開している団体です。
また、主催の山田純平さんのプロフィールです。
幼少の頃より和楽器に親しみ、数々の和太鼓コンテストで入賞を果たす。2003年より「和太鼓松村組」の中心メンバーとして、12年間約1,000回に及ぶ舞台を国内外で経験する。2016年愛知県西尾市を拠点に和楽総合芸術集団「山田純平×熱響打楽」を旗揚げ。独自の劇的な舞台作品を創造し、全国規模の劇場公演ツアーを敢行するほか、海外での招請公演 やTV出演など精力的に活動を続けている。・・・
山田純平×熱響打楽 公式ホームページより
今回は、新型コロナウイルスの影響でプロ団体の演奏後に披露される「合同演奏」が中止となった為、
よりプロ団体の演奏を楽しめるように時間を伸ばす工夫をしていたようです。
※当日のMCで案内がありました。
演奏は、「和楽総合芸術」という名に相応しく、和太鼓の演奏だけではなく
尺八や篠笛、三味線を用いた芸術性の高い演奏を披露していました。
特に、和太鼓の演奏だけではなく、篠笛も演奏まで中心で引っ張っていく姿は
和太鼓奏者としては、素晴らしい限りでしたね。
まとめと感想
今回の演奏は新型コロナウイルスの状況下の中、感染対策を実施してのイベントとなりました。
私個人は、1日目の途中まで直接観たのですが、雨により途中からFacebookの
LIVE配信でイベントを最後まで観ることが出来ました。
市内の団体、他県の実力派団体含め、歴史あるイベントに相応しく様々な団体が
様々な演奏を披露し、みていて飽きない2日間でした。
和太鼓の業界では、有名なイベントの1つですの、
これからも続けていってほしいですね。


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