桶太鼓とは? 桶太鼓について詳しく解説!

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こんにちは。HIROです。今回は、桶太鼓について解説していきます。

今、和太鼓のデザイン最先端をいく桶太鼓はどのようなものなのか?

基本的な部分から解説していきます。

桶太鼓とは?

桶太鼓

桶太鼓は、東北地方で生まれた楽器です。

青森のねぷた囃子はやしや、山参詣やまさんけいで使われたのが桶太鼓のルーツと呼ばれています。

 

近年では、かつぎながらパフォーマンスを出来る和太鼓となっています。

 

桶で作る太鼓なので、「桶太鼓」ですね。

他にも、かついで打つことが出来るサイズであれば「かつぎ桶太鼓」や、

桶の「胴」で作った太鼓なので「桶胴太鼓」と呼ばれたりすることもあります。

桶太鼓の仕組みは?

桶太鼓の構造としては、主に3種類で出来ています。

の部分、の部分、そして締め上げるの部分になります。

(原理としては「締太鼓」と同じですね。)

 

胴の両側を、革で挟んで紐で締め上げて音を調整します。

締太鼓よりは力を必要としないので、女性でも締め上げることが出来ます。

 

また、大きさは「長胴太鼓」と同じ「尺寸」で大きさを表します。

 

桶太鼓の胴は何で出来ているの?

桶太鼓という名前の通り、「桶」から出来た太鼓になります。

桶に入ったうどん

桶は木の板を貼り合わせて筒やタル状にしています。(「胴」ですね。)

素材としては、「」や「きり」が使われます。他の和太鼓には決して使われない木材です。

理由としては、木材が軽くて柔らかいことが挙げられます。

軽い分、かつぎながらでも打つことが出来ます。

 

軽くて柔らかくてかつげるなら、他の和太鼓も杉や桐でもいいのでは?

桶太鼓に杉や桐が使われているのは、「桶」に使われるものであったというのもありますが、

軽くて加工が簡単に出来る点があります。

しかし、その分強度がないので、強い力をかけてしまうと木が折れてしまいます。

 

桶太鼓以外の和太鼓は革を張ったり締め上げる際に、強い力をかけないと

良い音が出ません。それと同じ強さの力を「杉」や「桐」では耐えることが出来ません。

 

逆に和太鼓で使われる「欅」などの胴の桶太鼓というのは販売している所もありますが、

重くなってしまうので、かつぎながら打つのではなく、台座に取付けて打つ形になります。

 

桶太鼓にはどんな皮が使われているの?

和太鼓に使われる皮は何の動物でしょうか?

そんなの簡単さ。牛の皮だろ!

正解です。ですが、他にも使われる動物があります。

その動物は分かりますか?

牛以外にもあるの?

和太鼓の革に使われる動物は、「牛」という回答は間違っていません。

ただし、一部の和太鼓においては「牛」以外の動物の皮を使います。

 

それがこの「桶太鼓」です。

桶太鼓の革には、牛の皮も使いますが、「馬の皮」を使用する場合があります。

馬

馬の皮は牛の皮を比べると薄いですが、特有の弾力があるので、

他の太鼓とは違った音を奏でることが出来ます。

その為、かつぎ桶太鼓として使用する場合は「馬革」という選択が出てきます。

 

桶太鼓は紐で締める?

長胴太鼓や締太鼓とは違って桶太鼓は「」で太鼓の音を作っていきいます。

締太鼓も「紐」で締めますが、「ボルト」でも締めることが出来ます。

 

桶太鼓に使われる紐は、比較的強い素材を用います。

締太鼓も同様ですが強い力をかけ続けなくてはいけないので、伸びやすい素材ですと

革を締める力が緩んでしまいます。

 

その為、「クレモナ」や「ビニロン」「」などを使用したりします。

(どちらかというと「紐」よりも「ロープ」といった印象ですね。)

桶太鼓に関しては、紐で締め上げることが必要となるのですが、

締め上げる方法がわからない。という方も多いのではないでしょうか?

紐の締め方を知っておくと、太鼓を正しく扱うことができるので、

ぜひ!覚えておくといいですね。

 

現在は動画等で分かりやすく解説したものあるので、

調べてみてください。

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